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災害に負けない家づくり【はじめに】

永田 秀斗 自己紹介へ
2018/06/14(木) 豆知識

災害に負けない家づくり

 

 

はじめに

 

 2011年3月11日(金)東日本大震災が起こりました。事前の予測を超えた大津波によって各地で甚大な被害に見舞われましたが、地震の揺れによる建物の損傷も数多く報告されています。また、2016年の熊本震災では倒壊するなど損壊した建物が熊本県を中心に九州5県で9000棟を超えました。そして、阪神・淡路大震災では10万棟以上の家屋が全壊しました。

 

 日本ではどこで大きな地震が起きるかわからず、「ここなら絶対に安全」と言えるような地域はありません。そのために、地盤の強い土地を選ぶことや、地盤に応じた対策を取ることによって、被害やリスクを軽減させるように考えなければなりません。

 

あなたの家は大丈夫?

 自然災害は地震だけではありません。台風などによる豪雨や大雨、河川の氾濫や洪水、土砂くずれや地盤の崩壊、さらに大雪による被害などもあり、土地を選ぶ時には様々な観点からチェックをすることが必要です。土地を購入して家を建てる前には、標準貫入試験やスウェーデン式サウンディング試験による地盤調査を行うことが望ましいのですが、これから購入する土地を選ぶ段階で、候補の土地をすべて調査して回ることなど、現実にはできません。

 

 そこで本レポートでは、土地選びの時にできる簡単なチェック方法を中心に、自然災害に強い土地を選ぶためのポイントを見ていくことにします。

 

 

日本で起こる様々な災害

 

自然災害大国ニッポン

 日本列島では、近年特に大きな自然災害が相次いでいます。大地震の他、大雨による土石流や地すべり、河川の氾濫、火山の噴火などが次々と起こり、尊い人命が失われています。もともと、日本は自然災害大国です。少し古い資料になりますが、平成16年度の内閣府の防災白書には、国土の広さは全世界の0.3%もないのですが、マグニチュード6以上の地震の回数は全世界の22.9%、活火山の数は同7.1%、災害額は同16.0%を占めると言われています。

 

 下記の図をご覧ください。以下からかもわかるように、世界の大都市の自然災害指数(リスク指数)というデータを見ても、ほとんどの大都市が指数100以下なのに対し、東京・横浜は710と断然高い数値を弾き出しているのです。 

 

 

 

 

「地震」・「津波」・「火山」災害

 京都大学の鎌田浩毅教授は、2011年の東日本大震災をきっかけに、日本は「大地地殻変動の時代」に突入したと断言しています。鎌田教授によると、マグニチュード9の東日本大震災は1000年に一度起こるかどうかという巨大地震であり、その影響で日本列島の地盤は大きく変化しました。東北地方が東西に最大5.3m引き伸ばされ、東日本では今も直下型地震が断続的に発生していると言っています。(『文藝春秋』2015年7月号)

 

東日本大震災に見る「災害物件」の真実

 東日本大震災において、被害にあわれ亡くなった方のおよそ9割は、津波に巻き込まれたことによる水死と言われています。津波の高さは地域によって違いますが、最高で16m以上、地形によっては標高40mの地点にまで達し、東北地方と関東地方の太平洋沿岸部に、壊滅的なダメージが発生しました。

 

 岩手県内の津波による浸水面積は58平方キロメートルと言われ、これは東北3県では最も狭いのです。しかし、その土地に約11万人もの人が住んでいたことが被害を大きくしました。自然災害による被害は当たり前ですが、人が住んでいない場所では発生しません。人が住んでいなければ、例えば、崖崩れや洪水があっても人的・物的被害は無く、いわゆる「自然現象」であるからです。

 

 海沿いの地域は、自然現象としての津波は避けられず、そこに住んでしまうと「災害」が起きます。だからこそ、過去の災害履歴などを知った上で、住まいを選ばないといけないのです。

 

 その後の御嶽山、口永良部島、桜島などの噴火、そして熊本地震を見ても、日本列島は地震と噴火の活動期に入り、今後の数十年にわたって、様々なタイプの自然災害が予想されると言えます。ですから「今まで大丈夫だったから」「これくらいなら大丈夫だろう」という考えは非常に危険です。良い土地、良い地盤は自分で選ぶ、そうした意識を一人でも多くの方に持ってもらいたいと思っています。

 

 

「台風」・「洪水」災害

 2015年9月、台風18号などの影響で、東日本の広い範囲で記録的な豪雨が観測されました。栃木県から茨城県へと流れる鬼怒川の堤防が決壊。茨城県常総市では避難指示・勧告が出されましたが、一時的に、多くの人がスーパーや介護施設などに乗り残されました。記憶に新しいこの豪雨によって、「台風災害」の怖さを改めて実感した方も多かったのではないかと思います。

 

鬼怒川氾濫のリスクは事前に認識していたのか?

 今回の豪雨は数十年に一度のレベルと言われています。しかし、問題は鬼怒川の氾濫で被害を受けたエリアに住んでいた方たちは、そこが危険な場所であることを事前にきちんと知っていた若しくは知らされていたのでしょうか? もし、このリスクを事前にきちんと認識していたとしたら、その場所に家を建てたり、土地を購入することは無かったかもしれません。そうすることで、家が流されたり、屋根や電柱に取り残されて恐怖を味わうことも、なかったのかもしれません。

 

 これらの自然災害は、ある日突然発生します。いつ発生するかを予知することは難しいのです。しかしながら、予想される最大規模の自然災害が発生した時、どれぐらいの被害が生まれるかは、予めある程度予測できると思います。その予測を元に準備を行えば、自然災害による被害は大幅に減らせたはずです。

 

 このように、マイホームを購入したり、建てたりする際は、交通の利便性や生活環境などともに、万が一の災害が起きた時のリスクを意識しておくことが不可欠です。それでは、どうすれば安全な住まい、土地を手に入れられるのだろうか。次回は安全な土地選びに必要な知識をお伝えいたします。

 

 

 

埼玉県で本物自然素材住宅を建てるナチュラルハウス

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